撮れなくなる、その日まで。(特集「80歳でも起業、恋愛、学び」)

撮れなくなる、その日まで
宮崎信恵さん(映画監督)
こたつにはいる女性の横顔。むこうには開けた障子。しめたガラス窓から緑がみえている。
2017年10月号「だから、私は撮る」で取材した宮崎信恵監督(75歳)は、
高齢者や障がい者の尊厳に視点を当てたドキュメンタリーを撮り続けています。
前回の取材では伺えなかったお話を、おききしてきました。
お母さまのこと、
そして、75歳の新しい挑戦と学び、
長年あたためているテーマのこと。

畑で大根を手にする女性。白いエプロンをしている。
「百まで撮りますか?」
「撮りたいです。車いすに乗ってでも撮りたい。
気力、体力、持久力、どれも30年前の自分とは変わらないと思っています。
歳をとったなあという自覚はあります。
でも、このまま引退とか、引き下がる気持ちは全くありません。
でもいつの日か、撮れなくなる日が来るんでしょうね。
だからその日までは・・・」(宮崎監督)

インタビューの後、畑を見せていただきました。
せっかくなので畑で1枚。
「恥ずかしいな。撮るのが仕事だけど、撮られるのは苦手なのよ(笑)」

●●映画『あい 精神障害と向き合って』
宮崎監督の作品。藍染を手にする女性がうつっている
宮崎信恵監督『あい 精神障害と向き合って』
(ピース・クリエイト、2015年、カラー95分)
東京都世田谷区の社会福祉法人 藍工房(現・ファクトリー藍)は、
伝統文化に根ざした藍染め製品や組紐を手作りすることで、
精神障がい、知的障がいのある人たちの社会復帰のきっかけづくりに取り組む
就労継続支援事業所(B型)。
統合失調症のメンバーの日常と素顔を追いながら、
藍染めや組紐、絵画が持つ“チカラ”で、
閉ざされた心をひらいていく様子を描き出した力作です。
現在も各地で自主上映会が続いています。
最新情報はこちらのサイトをご覧ください。

撮影/堂本ひまり

この記事の全文は、2018年5月号でご紹介しています。

◆『のんびる』2018年5月号 目次
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