『のんびる』2023年9・10月号 ただいま注文受付中!ご注文はこちらから
2023年9月1日は、 関東大震災(※1)から100年の節目。
地震、津波、噴火、台風、豪雨と自然の猛威に見舞われるなか、
「災害時要援護者」(※2)は、取り残されるかもしれません。
災害時は、自分や家族、身近な人を守ることで精いっぱい。
だからこそ平穏無事なときに、
置き去りにされかねない人たちに目を向けてほしい。
そのために今、私たちにできること、知るべきこと─
(※1)1923年(大正12年)9月1日午前11時58分に発生したマグニチュード7.9の地震。 相模トラフを震源とする海溝型地震で、 首都圏や東日本を中心に約29万棟の家屋が全壊および全焼、 死者・行方不明者は約10万5,000人。 その甚大な被害を教訓とするため、9月1日が「防災の日」に定められた。 (※2)高齢者、肢体不自由者、乳幼児、児童、妊産婦、傷病者、視覚・聴覚・ 知的・精神・内部障害者、在宅人工呼吸器使用者、外国人など。
【巻頭エッセイ 水野スウ「ベルをならさずそのままどうぞ」】 出逢ってきた、すべての人、もの、こと 【特 集 防災・減災 ~学ぶ、備える、生きのびる~】 ◆日常に楽しみながら 防災とつながりを 高木ゆかさん(ママ防災塾MAMORUマムズ代表) 「防災お菓子リュック作り」は子どもの防災教育にぴったり! 文/濱田研吾 写真/大岩里王真(写真工房坂本)
◆まず知って欲しい だから医療的ケア児とハッシン!
こどもハッシン!呼吸器生活向上プロジェクト(横浜市)
鈴木妙佳子さん
鈴木妙佳子さんと優希さん
文/やまがなおこ 写真/堂本ひまり
◆となりのママは…「やさしい日本語」からはじめる防災・減災のススメ ピナット~外国人支援ともだちネット(東京都三鷹市) ◆人もペットも皆が助かるために 加藤謙介(九州保健福祉大学臨床心理学部) ◆このままでは、日本全体がスラム化する! 関東大震災の復興に寄与した賀川豊彦・ハル夫妻 ◆今、あらためて識る 朝鮮人虐殺の蛮行 ◆地域防災・減災を知るための2冊 【インタビュー後編】 「あのへんにいるのかなと 年に1回ゆかりの人たちが 思ってくれればいい」上野千鶴子さん(社会学者) 上野千鶴子さん 1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。東京大学名誉教授、 認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。 女性学、ジェンダー研究の第一人者で、近年は高齢者介護とケアの現場を研究。 介護保険改悪反対を呼びかけるなど、社会運動の先頭に立つ。 【のんびる読者のひろば】
【セカンドリーグ神奈川通信】 空き家活用を地域のコミュニティへ
【性の健康相談室 早乙女智子】 もうスティグマはいらない
【季刊『コトノネ』 取材こぼれ話】 防災を、みんなでたのしむ 『コトノネ』編集部・谷水麻凜
【技能実習生、日本に生きる。】 目を見れば、わかる。写真・文/藤井 将(『のんびる』編集部)
【色平哲郎の「地域と医療からみる未来のかたち」】
「心のうぶ毛」を擦り切らせないよう患者と向き合った医師
【内山節 里山から考える】 持続できなければ、農業じゃない
【移住一家の山里やりもて日記】 二百年というレンズがさし示す(かもしれない)私たちの未来。 千葉(米川)智史・貴子
【のんびるインタビュー】 七月、牛久の入管で 田中喜美子さん(牛久入管収容所問題を考える会 代表)
たなか・きみこさん 1952年茨城県生まれ。1986年、 つくば市にコーヒー&ランチの店「啄木鳥」開店。1995年、 「牛久入管収容所問題を考える会」発足。 2011年、東京弁護士会は同会に人権賞を授与。 聞き手・構成/濵田研吾 写真/堂本ひまり
【明日へのアクション動くヒト】 身体の不自由にかかわらず「着たい服」が着られる! 株式会社コワードローブ 代表取締役CEO 前田哲平さん
まえだ・てっぺいさん 1975年生まれ。銀行勤務を経て、 株式会社ファーストリテイリング(ユニクロ)入社。 2021年に株式会社コワードローブを設立。2022年3月、 服のオンラインお直しサービス「キヤスク」をスタート。
【私と平和とこの一枚】
ウクライナの真実を伝える難しさ 写真・文/佐々木康
ささき・こうさん 1972年生まれ。フォトジャーナリスト。 米ニューヨーク・タイムズ紙、フォーブス誌など、 主に海外メディアで20年ほどフリーランスとして写真を撮影。 撮影のないときは工事現場で働くことも。 2022年にはウクライナで4カ月間を過ごし現地取材を行った。 以来、ニュースと日常の間の表現を追い、 2023年に再びウクライナを訪問、取材を続けている。 https://kosasaki.photoshelter.com/
【この人を見よ!Ecce homo今月の表紙から】
魅力的な動物たち
尾崎文彦さん(クラフト工房La Mano/東京都町田市)
『のんびる』の表紙では毎号、
障がいのあるアーティストの作品をご紹介しています。
「しばいぬ」 作:尾崎文彦さん
(クラフト工房La Mano/東京都町田市)
おざき・ふみひこさん
1978年生まれ。幼少の頃から文字を書くことが好きで、
作品のサインは尾崎さん独自のフォントです。
アトリエでは「ABCD…」とアルファベットをひと通り書いて楽しんでいます。
写真/堂本ひまり 作品画像提供/クラフト工房La Mano
写真/堂本ひまり 作品画像提供/クラフト工房La Mano
【四季おりおり こんなもんか菜】 うちの稲作 写真・文/鈴木暁子 鈴木暁子さんのブログ「縁側だより」
「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、
2015 年9月の国連サミットで決められた国際社会共通の目標です。パルシステムが行っている
事業活動はSDGsそのものです。そして、2006 年よりパルシステムが発行し続ける本誌『のんびる』は、
その一翼を担っています。SDGsが掲げる「誰ひとり取り残さない」理念、17の目標はもちろんの事、
様々な社会的課題を真摯にとらえ、その解決を模索し活動する団体や個人を広く取り上げ、
今後も発信し続けます。