環境や社会のことを考えつつ、日々の装いを楽しみたい!

そんな若い世代は、サステナブルな視点を、どうファッションに取り入れているのでしょうか。

「サステナブルファッション」をテーマに、多彩なアイデアや情報を発信する学生団体「Rethink Fashion Waseda」(通称「ReF」)の皆さんに、集まっていただきました!

聞き手・構成/濵田研吾
写真/堂本ひまり

みんな、服が好きだから!

─自己紹介からお願いします!

Emily ReFの元代表で、現在は副代表のEmilyです。ReFは2020年5月、早稲田大学の学生により設立されました。私は高校生のとき、インスタ(Instagram)でReFの活動を知り、サステナブルファッションにすごく興味があったので、入りました。

Ruri EM(イベントマネージャー)として、ReFメンバーの仲を深めるイベントなどを企画しているRuriです。服が好きで環境問題にも関心があり、大学の先輩がReFのメンバーだったことが、活動に参加したきっかけです。

Hitomi ReFのYouTubeチャンネルの統括をしているHitomiです。子どものときからゴミ問題などに興味があり、高校時代にプラスチックストローをやめる運動をやったりしました。
「大学でも、そんな活動をしたい」と考えていたとき、インスタでReFのことを知りました。
インカレ(※)なので、いろんな学生と出会えることも入会の動機として大きかったです。

─大学も、学部も、バラバラなんですね。

Emily 所属メンバーは約80人で、半分が早稲田大学、あとの半分が関東、関西などの他学生です。アメリカやヨーロッパに留学中のメンバーもいます。月に一度、メンバーで集まり、オンラインミーティングをやっています。

Ruri 基本的にオンラインで交流しているので、地方や海外にいる学生も参加できるんです。通う大学は違っても、みんな服が好きで、グローバルな視点を持っている点では共通しています。

Hitomi 毎年春の入学シーズンにインスタやYouTubeで、メンバー募集しています。友だちや先輩、後輩のつながりでReFを知っていた学生も、多く入っています。

Emily メンバーは女性中心ですが、ジェンダーは問わず、今年は1年の男子学生が3人、入ってくれました!

─ReFの活動内容を教えてください。

Emily 3つの媒体(Instagram、YouTube、note)で、サステナブルファッションに関するアイデアや情報を発信するほか、夏と秋にイベント出展しています。

Hitomi 月に一度のオンラインミーティングで、インスタ、YouTube、note、イベントの各チームが企画やアイデアを出し合っています。

Ruri 夏と秋のイベントは、8月の「サマーポップアップ」(世田谷区代沢)、11月の「早稲田祭」(新宿区早大キャンパス)です。

今年のポップアップは、和と伝統をテーマに「禅」と題しました。フリーマーケット、服のリメイクブース、ReFのグッズ販売のほか、企業さんとコラボレーションして、和とサステナブルファッションを掛け合わせた取り組みを展示します。

(※)インター・カレッジの略称。複数の大学の学生が集い、合同で行うサークル活動のこと。企画・運営、代表・幹部の選出は、メンバーの学生が自主的に行う。

それぞれの“わたしと服”

─ReFのYouTubeチャンネルは、ファッション、食、旅などテーマが幅広いです。

Emily メンバーは服が好きですが、サステナビリティな暮らしを、ファッション以外でも取り入れるように、さまざまなテーマで発信しています。

2020年にReFを立ち上げたころは、ファッションを中心に発信していましたが、いろんなことに興味のあるメンバーが多いので、切り口が広がってきたんです。

Ruri それぞれの発信媒体に個性があって、インスタはビジュアル重視でファッションが中心。noteはブログのように文章で読ませるので、メンバーが関心のある分野や問題意識を、深く掘り下げて発信しています。

Hitomi YouTubeは、画像と文字だけでは伝え切れない動画ならではの特長を生かし、ライフスタイル全般をテーマにしています。

留学していたり、海外の暮らしが長いメンバーもいて、世界のサステナビリティ事情を発信することもあります。

Ruri ひとくちに「サステナブルファッション」といっても、環境問題、労働問題、企業倫理など、メンバーの関心はさまざまです。でも、服が好きなのはみんな同じ。お互いに刺激を受けながら、調べたり、発信しています。

Hitomi いろんな考えを持つ仲間と出会い、服の楽しみ方が増えたし、何より世界が広がったよね!

─皆さんは日々の装いに、サステナブルな視点をどうブレンドされていますか。

Emily 古着やユーズド(使用済み)の服を買っていて、新しい服はあまり買いません。サステナブルなブランド品は欲しいし、好きなブランドもありますが、学生にはなかなか手が出せない。無理なくファッションを楽しむ意味で、古着やユーズドは親しみやすいです。

Hitomi 少し高いブランド品を長く着るのが母のスタンスで、私も母にちょっといい服を買ってもらうことが多かった。ただ、大学生はいつも私服なので、自然と古着に目が向きますね。

お店やネットで買うより、祖母や母のおさがりを着ることが多いです。「若いとき、お母さんが着ていた」みたいな話を聞くのも楽しい。服に家族の歴史があって、そこに新たに私が歴史を重ねていく。それも古着の魅力だと思います。

Ruri 私も、古着や家族のおさがりが好き。子どものころからおしゃれに目がなくて、中学生になると少ないお小遣いから欲しい服を探して、古着という選択肢が自然に生まれました。

レトロなデザインが好きで、母や祖母のクローゼットを漁って、もらったりもしました。高校生のとき、海外の子どもの労働問題に興味を持ったときも、「古着なら、自分にできることだし、いいことにつながりそう」って。<<<続きは本誌9.10月号で

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