『のんびる』2016年5月号
売り切れました。ご注文ありがとうございました。
昨年6月に公職選挙法が一部改正され、
満18歳以上の若者が選挙権を持ちました。
この夏の参院選より施行される予定です。
70年前の「女性参政権」以来の大きな選挙改革です。
若者の声が政治に反映されるとの期待があるいっぽう、
「若者は政治への意識や関心が低いのでは?」といった
改正への否定的意見もあります。
そもそも選挙権を持つ私たち大人は、
一票を投じることに深い関心を抱いてきたでしょうか。
デモや集会に参加する若者や母親たちに、
冷めた視線を向ける大人たちも少なくありません。
無関心でいることもできる政治と選挙について、
身近な問題として何を知り、何から始めたらいいのか。
現役の学生、母親、元教師など、
さまざまな立場から政治と選挙に対する疑問や提言を集めました。
【特集】18歳の選挙権~若者と学びなおす政治
◆国会前にて 写真:植田千晶(SEALDs)
◆一票を投じる前に 言いたい、考えたい。現役高校生・大学生の座談会。
◆もう一度いっしょに学ぼう!たかねセンセイとママたちの勉強会
◆目指すべきは、政治を語ることに寛容な社会の成熟
◆自分たちで「暮らし」を変える。政治って、本当は面白いもの。
◆大好きな町のことだから・・・
◆映画・本のご紹介
『選挙』『選挙2』『若者から若者への手紙 1945←2015』『誰のための憲法改「正」?』
◆私らしく!クラシック音楽で平和をアピール(平和と自由を愛する合奏団)
【のんびる編集長・前田和男の特集エッセイ】
「被選挙権」も「18歳から」に引き下げよ!
【はじめる!情報】
買う・寄付・ボランティアなど、あなたの参加できる「はじめる!情報」をご紹介。
今回は、主に若者に関する問題に取り組む活動をご紹介!
・子どもたちを包み込む「居場所」を、一緒に支えてください。(青少年の居場所キートス)
・「難民高校生」にあたりまえの日常を(女子高校生サポートセンターColabo)
・親を頼れない子どもたちに経済的支援を(子どもの教育・生活支援「アニー基金」プロジェクト)
ほか
【のんびる読者のひろば】読者が投稿する身近で素敵な情報が満載!
・ミラノ福祉作業所の素敵なアートグッズ「ZANNZARA」ご紹介♪
・原村監督の長編ドキュメンタリー映画『無音の叫び声』
・NEKO☆GOROバッグに〝働くこと〟の願いを込めて(石巻地域若者サポートステーション) ほか
【セカンドリーグ神奈川通信】
「ふらっとかわさき」からはじまる地域の子どもへのまなざし
【色平哲郎に医療エッセイ】
地域と医療からみる未来のかたち(第47回)
富の再生産=利子と世襲
【内山節 里山から考える】
江戸の物流システムの主役は「河川舟運」(舟運の発達と町の賑わい1)
【“はじめの一歩”通信】
日ごろから「地域で支えあい」。仲間が集うサロン、はじめました。
「すずの木サロン」をオープンした鈴木さん
【映画公開記念インタビュー】
笑ってねぇどやってらんねぇ『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』完成!そして公開!
古居みずえ監督に作品への想いを語ってもらいました。
【好評連載中 縁側だより 「漆はすごい!」】
写真/「縁側だより」より
【「里山ハーブ」を知って、味わう】
くらしと自然のつながり。身近な野草「里山ハーブ」をおいしく食べて実感!
今回は、オランダガラシ(クレソン)を使って彩のよいサラダに♪
ほのかな辛みが名前の由来。オランダガラシ(クレソン) 写真提供/食楽風土(くらふうど)
『のんびる』の表紙では毎号、障がいのあるアーティストの作品をご紹介しています。
表紙「無題」 作:星野夏海
アトリエグレープフルーツは美術をとおして「自分を表現する」ことを目的に活動を行い、多様な才能が集まっています。
今 回の作者は星野夏海君。アトリエで夏海君を待っていると、玄関を入る前から来たことがわかるほど、元気にアトリ
エにやってきます。テーブルに広げた大きな 画用紙の前に座り、「今日は何色から描き始めようか?」と先生が声をか
けると、すぐに神妙な顔に変わり、絵の具を選んで創作が始まります。大きな筆でため らいのないタッチは、屈託のな
い美しさ。
作品提供/アトリエグレープフルーツ
撮影/写真工房坂本