『のんびる』2015年5月号 売り切れました。ご注文ありがとうございました。
『のんびる』ではこれまで、障がい者を応援する、さまざまな特集を組んできました。
2014年7月号特集「障がい者アート〝誌上〟大展覧会」発行の際、
読者の方から一通のお便りをいただきました。
それは編集部に対する大きな問いかけでした。
そもそも<障がい者と健常者>という区別は正しいのか。
<誇りをもって人間として生きる>という願いに、区別などあっていいのだろうか・・・。
昔に比べて、障がい者への差別意識は、薄まってきたように思えます。
一方で<障がい者と健常者>という考え方は、今の根強くあります。
<支援する人、される人>
その関係をこえた社会の豊かさとは何か。
障がいのあるご本人、障がい者を家族にもつ方、
障がい者支援に長年携わってきた方、
それぞれの言葉です。
【特集1】生きる
●「障がい児を育てる醍醐味ってありますよ」
先天性四肢障害児父母の会/野辺明子さん
●障がいのある人と、花。2つのいのちを同時に育てる
NPO法人Ohana/春口明朗さん
●特別寄稿「私が生きるということは」 カウンセラー/安積遊歩さん
●❝偶然の必然❞が生み出す力強さ 小田川豊の世界 ほか
【はじめる!情報】
買う・寄付・ボランティアなど、あなたの参加できる「はじめる!情報」
今回は、障がい者の❝生きる❞を応援する!お買いもの&ボランティア&カフェ情報♪
・心をこめて手作りしてます。味が濃くておいしい!と評判のお豆腐屋さん(「とうふ屋一豆」/埼玉県さいたま市)
・障がいのある人と一緒に。農作業ボランティア募集!(社会福祉法人グリーン/神奈川県横浜市)
・障がいのある人と一緒に水泳、スポーツを楽しもう!付き添い募集!(NPO法人育泳会/茨城県桜川市)
・食事の面から障がい者、高齢者をサポート(NPO法人食事サービス加多厨/東京都八王子市)
【のんびる読者のひろば】読者が投稿する身近で素敵な情報が満載!
・手作りを通して得た出会い、生き甲斐、励み(スタジオ縁)
・子どもが「シュワッチ」と駆け込んできるような学童保育を目ざして10年(NPO法人学童保育の会・この指とまれ)
・プランターで気軽に自然農法を楽しんでみませんか?(PARC自由学校事務局)
・農業書センターで『のんびる』創刊100号記念展示を行いました(編集部より)
ほか
【“はじめの一歩”通信】
プロのスキルを生かし、障がいをもつ子どもたちの絵をアートに!
「アトリエからふる」デザイナー/平田さん
【柳下久実の畑のスイーツ】
好評連載中♪農家の旬なレシピつきエッセイが、スイーツ版で登場。
ゼラチンを使わず簡単!「ふわふわキウイのムース風」
【色平哲郎に医療エッセイ】
地域と医療からみる未来のかたち(第35回)
医療関係者の社会的役割とは
【内山節 里山から考える】
山里の釣りが好きだった(「自然について」[1])
【知る!行動する!“支え合う”まちづくり】
たったひとりで社会に出る、子どもの現状を知ってほしい
(NPO法人子供の教育・生活支援「アニー基金」プロジェクト)
【特集2】障がい者アート発!素敵なグッズと街へでかけよう!!
●キビシイ目で選んだ 手仕事がきらめくお店から(マジェルカ/東京都武蔵野市)
●色と空間の楽園にようこそ!(スタジオ クーカ/神奈川県平塚市)
●涼やかなる、藍の装い(社会福祉法人藍 藍工房/東京都世田谷区)
●❝あっついTシャツ❞を着て、胸をはって、歩こうよ(アトリエからふる/埼玉県さいたま市)
【地域のお茶の間に行こう!】
店内で焙煎したてのコーヒー、飲みに来て!
カフェ・パーチェ/東京都大田区
【「里山ハーブ」を知って、味わう】
くらしと自然のつながり。身近な野草「里山ハーブ」をおいしく食べて実感!
女性に嬉しい!身近なハーブ「よもぎのスコーン
『のんびる』の表紙では毎号、障がいのあるアーティストの作品をご紹介しています。
表紙 小田川豊さん
アートや音楽を通して、知的障がい者(児)の余暇活動を続けるNPO法人トントゥハウス(東京都練馬区)。そこでさまざまな創作活動に取り組む豊さんの書とイラストは、『のんびる』表紙でもおなじみです。今回は、大作の書「生きる」とともに表紙モデルに初挑戦!詳しくは今号特集の13ページをぜひご覧ください。
撮影:堂本ひまり