劇場公開中!
『まなぶ 通信制中学 60年の空白を越えて』
記録映画『まなぶ 通信制中学 60年の空白を越えて』
撮影・監督・語り/太田直子
制作著作/グループ現代
『月あかりの下で ある定時制高校の記憶』の太田直子監督の最新作です!
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●●●映画をご覧になった方の感想●●●●●
東京都千代田区立神田一橋中学校通信教育課程。
戦後の混乱期に義務教育を受けられなかった方たちが、青春を取り戻しに来る学び舎です。
制度発足当初は80を越えていた通信制中学は、現在は、ここと大阪市立天王寺中学の2校だけに。
しかも、全教科履修できて卒業証書を出しているのは、神田一橋中学校のみだそうです。
70代、80代の人たちが、時に真剣に、時に楽しげに学ぶ姿に心を動かされながら、
もうすぐ84歳になる母のことを思い出していました。
空襲で両親を失い中学に行けなかった母も、一切口には出しませんが、
この方たちと同じような思いを抱えて生きてきたはず。
自分の学びには貪欲に生きてきていながら、
母の気持ちには思いが至らず今まで来てしまい、申し訳なかったなと。
そして、母もあんなふうに教室にすわったら、きっと張り切って学ぶだろうなとも。
いくつになっても何度でも学び直せる場の大切さを教えてくれる映画です。
(東京都 M・Y)