新連載!
編集長 前田和男の「にっぽん“ 警鐘遺産” 紀行」
今号から『のんびる』は隔月刊になる。
それにあわせて「編集長の管見拙説」も趣向を変える。
『のんびる』の大命題である「地域課題の解決」の手がかりを求めて、
日本各地の“警鐘遺産”を訪ねようと思う。
そもそも遺産は過去のものであるが、それに“警鐘”を冠したのは
“過去”にこそ明日への学びの糧があると思うからである。
第1回は、60年前の1959年(昭和34年)9月26日夕刻、
伊勢湾周辺域を襲った台風15号、後に「伊勢湾台風」と呼ばれる
未曾有の水害の“遺跡”を訪ねて、未来の防災のための“温災知新”としたい。
(前田和男)
江戸期からつづく輪中住宅。軒下に脱出用の小舟を吊るし、
土嚢などの水防用の道具を備えた納屋をもつ。
愛と力の筏像。高潮は像の台座にまで及んだ。
大同高校(名古屋市南区大同町)
この記事の全文は『のんびる』2019年11・12月号に掲載しています。