”STAY HOME”できない人々 路上で困窮する人たちを支える(特集より)

STAY HOME”できない人々 路上で困窮する人たちを支える

困窮者支援のため「新宿ごはんプラス」(毎月第一・第三土曜日に都庁下で行われる困窮者支援活動)

などに”フードバンクとして”できるだけ無駄なく、

かつ必要な人の胃袋を満たせれば、と腐心してきたパルシステム。

西新宿で行われたコロナ禍の支援活動を取材した。

 

急増する”炊き出しに並ぶ列”

4月下旬の週末、東京は西新宿。

誰もがSTAYしていたために、文字通り一帯はゴーストタウンと化していた。

そこに一カ所だけ、人の気配が蠢く一帯があった。

見上げると高層ビル群の中にあってひと際威厳を誇示する都庁舎がそびえ立っている。

人々は絶妙にソーシャルディスタンスをとりつつも、そのときを待ちわびて微妙に落ち着かない。

”そのとき”というのは困窮者向けに食品を提供する炊き出しがこれから始まらんとしている、それだった。

 

派遣切りに遭った20代の女性の姿も

新型コロナウイルス拡大後には女性の姿も見かけるようになったともいう。

一説には今年3月から4月の一カ月間で、

女性の非正規雇用は全国で1,473万人から1,379万人と、

100万人近くが失職したとも言われる。

その日も20代と思しき女性が炊き出しの列に並んでいた。

不躾とは思いつつも声をかけた。

 

 

STAY HOMEできない人々が都市を流浪する

「炊き出しに来ることができる人はまだ気力のある人。

一方でここまでたどりつけない人、

人知れず命を絶ってしまう人もいる。

そうした人を一人でも救えたら……」

と5年前にこの困窮者支援活動にかかわるようになった久保裕介さんは言う。

私たちにできることってなんでしょうね?

「支援団体の活動が広がるよう寄付いただくこともあるでしょう。

でもそれ以上に……続きはのんびる7・8月号にて

写真・文/ 編集部 

この記事は、7・8月号特集でご紹介しています。
◆『のんびる』2020年7・8月号 
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