病気を抱える人の旅も、トラベルヘルパーがお手伝い
介護専門の旅行会社「あ・える倶楽部」(東京都)
健康に不安があると、旅行はもちろん、
ちょっとしたお出かけもあきらめがちになります。
そんな人たちの支えとなり、
外の世界に飛び出すあと押しをしてくれるのが
トラベルヘルパーです。
要介護高齢者の外出支援に取り組む篠塚さんに、
トラベルヘルパーを利用した旅行についておききしました。
介護専門の旅行会社「あ・える倶楽部」を主宰する篠塚恭一さん。
NPO法人日本トラベルヘルパー協会の代表理事も務めています。
全国からあ・える倶楽部に寄せられる旅行の相談は、
利用者本人や家族、施設関係者、トラベルヘルパーが
チームとなって打ち合わせや現地調査を重ね、
最終的にはトラベルヘルパーと本人がペアとなり旅行が実現されます。
「一度思い切って外出すると、
外の世界から受ける心地よい刺激や自由に行動できる喜びを実感し、
次に外出できる日を心待ちにされるのでしょう。
リピーターの方の多さは、
自由に動けないからこそ、外の世界との触れ合いを求める、
要介護高齢者の想いを表しているのではないでしょうか」
と篠塚さん。
「お客様にとっては、旅そのものは1年のうちの数日にすぎません。
365分の360日がよくなることのほうがずっと大切なんです。
旅を目的としながら、旅を楽しみにする毎日こそが心のリハビリになる。
それが介護旅行の本当の役割だと思っています」
●●●トラベルヘルパーの技術を学んでみませんか●●●●●●
日本トラベルヘルパー協会では、旅行と介護の専門知識を兼ね備えた
トラベルヘルパー(外出支援専門員)の養成講座を開催しています。
講座は、初めてバリアフリー旅行に取り組む方から、
海外への介護旅行に取り組む方まで対応できるように幅広く開設。
詳しくは協会のHPをご確認ください。
◆問い合わせ先
NPO法人日本トラベルヘルパー協会
〒150-0036 東京都渋谷区南平台町6-11 ジョイヒルズ4F
TEL:03-6415-6688
FAX:03-6415-6488
Eメール:info★travelhelper.jp ※★を@に変えて送信してください。
写真提供/あ・える倶楽部
この記事は2018年2月号でご紹介しています。
◆『のんびる』2018年2月号 目次
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