山谷スタディツアーに行こう!(12月号特集/知ることで変わる 困窮者支援)

山谷スタディツアーに行こう!

高度経済成長時代に日雇い労働者で賑わった通称「山谷」地区。
バブル崩壊後、仕事を失いホームレス状態になった人が急増しましたが、
今、街の様子は大きく変わっています。
ここで、生活困窮者の支援活
動を行っている特定非営利活動法人 山さ友会(東京都台東区)は、
まず
は実情を知ることからと、「山谷スタディツアー」を毎月開催。
本誌編
集スタッフらと読者が、そのツアーを体験しました。


山谷スタディツアー中の様子。山友会の油井さんが説明している
山友会副代表の油井和徳さんの引率で南千住駅から歩き出したツアー。
案内された2階の部屋の一角には、同会と縁があった方たちの遺影がたくさん。
ここで、油井さんから山谷の歴史や現状、山友会の活動について
1時間ほどのオリエンテーションがありました。
かつて多いときは千人もの人が路上生活をしていた山谷ですが、
民間団体による支援活動や行政によるホームレス対策事業が行われてきたこともあり、
その多くの人たちの生活の場は、〝ドヤ〟と呼ばれる
1泊2、200円ほどの簡易宿泊所へ移っていきました。
今、山谷の簡易宿泊所で暮らす人の約9割が生活保護を受給し、
平均年齢は66・1歳と、街全体が高齢化してきています。
「私たちの問題意識も、ホームレス状態にある人をいかに畳に上げるかということから、
この地域で暮らす人たちをいかに孤立させず、
豊かな人のつながりのなかで支えていくかに変化してきています」(油井さん)。

エプロンをした笑顔の女性。山友会の食事のスタッフさん
食堂スタッフの女性。
スタッフとボランティアで毎日60人分前後の食事を用意しています。

山谷ツアーでつくる人形。支援ツアーの記念品。
支援者やツアー参加者への記念品として発案された人形。
1つひとつ表情が違います。
山谷スタディツアー中の人形制作の男性
人形の作り方を教えてくれました。
山谷スタディツアーの中にある記念品の人形制作中
いっしょに人形作りを。

山谷ツアーを案内してくれた男性2人
取材の日、午後の街歩きの案内をしてくれた畑さん(写真左)。
山友荘の生活支援員さんです。

特定非営利活動法人 山友会
会の活動は、無料の医療クリニック、生活相談や
路上生活から地域の暮らしに移られた方々の見守り、
炊き出し・アウトリーチ(※)無償の食堂、
ケア付き宿泊施設「山友荘」の運営等々、多岐にわたっています。
※テント生活の方々にお弁当やおにぎりを持参して訪問し、
 声掛けをしています。


山谷スタディツアー

山谷スタディツアー中。街中を歩く男女数人の後ろ姿
知ることもひとつの支援の形かも。

一度、山谷を訪れてみませんか?
山友会ホームページで山谷ツアーのご案内
申し込みの受付をしています。


撮影/堂本ひまり

この記事は、2018年12月号でご紹介しています。
ぜひご覧ください。

◆『のんびる』2018年12月号 目次
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