思い出が息づく実家を「みんなの家」に(特集「どうする?親の家」)

思い出が息づく実家を「みんなの家」に
笑恵館(東京都世田谷区)
日当たりのよいウッドテラス。堀こたつがある。
田名さんは、母親から相続した自宅とアパートを改修して
「みんなの家」に生まれ変わらせ、2014年3月にオープンしました。
名前は笑恵館(しょうけいかん)。
「笑いの絶えない恵みに満ちた家」にとの思いが込められています。
笑恵館の案内リーフレットの「ごあいさつ」は、
田名さんのこんな一文から始まっています。
「私の願いは、めったに会わない身内よりも、
気心の知れた近所の他人とお付き合いしながら、
住み慣れたこのまちで人生を全うすることです」

静かな住宅街にある、笑恵館におじゃましました。

切り込みのはいった柱。
間仕切りを取り払って残った柱の刻み跡。
元の家の形を思い起こさせてくれます。

家の相続し、その後の家族の状況の変化・・・
「さて、ここを先々どうしようか。
夫か私のどちらかが最後はひとりになる。
親の世話のために娘たちを縛るのは絶対に嫌だと思ったんです。
娘たちに負担をかけず、
安心して死ねるようにするにはどうしたらいいのか。
ホームホスピスみたいにできたらと思いましたが条件があわず、
小規模多機能ホーム、グループホーム、グループリビング、
シェアハウス・・・など、いろいろ見てまわったけれど、
これならまねしたいというものがなかったんです」(田名さん)


撮影/持城壮(写真工房さかもと)

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テーブルとイスがおかれたスペース。壁には大きな絵が飾ってある。
毎月第3木曜日開催の「笑恵館・なるほどデイ」では、
笑恵館に関する解説、見学、よろず相談を無料で行っています。
申込みは不要。
※別日程を希望の方は、予約制にて随時開催(参加費1,000円)。
講師は松村さん。
田名さんが参加した、区の「起業創業支援講座」の講師であり、
ともに一般社団法人を立ち上げた仲間でもあります。

笑恵館
〒157-0073東京都世田谷区砧6-27-19
【TEL&FAX】03-3416-2308
【Eメール】office★shokeikan.com ※★を@に変えて送信してください

この記事の全文は、2018年4月号でご紹介しています。

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