いっしょに読みたいね。
ユニバーサル絵本ライブラリ― UniLeaf(神奈川県三浦郡葉山町)
西内ミナミ文、堀内誠一絵『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)
目が不自由でも、みんなと同じ絵本が読みたい。
その想いに応えたのがユニバーサルデザインの絵本「UniLeaf Book」です。
「Uni」には「1つの・結合した・ユニバーサル」、
「Leaf」には「本のページ紙・一葉」という意味があります。
点字の絵本はこれまでもありましたが、
白い紙に点字が打たれているだけで、絵はなく、
目の見える子どもは楽しめません。
「UniLeaf Book」には、それぞれのページに点字つきの透明シートが挟み込まれ、
誰でもいっしょに楽しめます。
日本でこの絵本を作っているのは、ユニリーフだけです。
1冊1冊、愛情をこめて手作りする絵本への想いを、
UniLeaf(ユニリーフ)代表の大下さんにおききしました。
●●ユニバーサル絵本ライブラリ― UniLeaf●●●●●
作業場兼書庫での大下さん。
「知り合いの方から『目が見えない人ではなく、
見える人に伝える本でしょ』と言われたことを覚えています。
小さいときからいっしょに、
目の見えない子と過ごす機会があれば、
その子たちが大人になったとき、
社会が少し変わるかもしれません。
周りの人たちが、そのことを私に教えてくれたんです」
目の見える子と見えない子がいっしょに楽しめるユニバーサル絵本
「UniLeaf Book」の製作・貸し出しをしています。
絵本の貸し出しは無料ですが、点字使用児者か、
ユニバーサルデザインの理念推進を目的にした場合に限ります。
また、寄付、図書カード・新品絵本の寄付も受付中です。
ご支援方法もいろいろ♪ぜひHPをご覧ください。
詳しい利用方法はお問い合わせください。
ユニバーサル絵本ライブラリー UniLeaf
【Eメール】info★unileaf.org ※★を@に変えて送信してください
撮影/堂本ひまり
この記事の全文は、2018年6月号でご紹介しています。
◆『のんびる』2018年6月号 目次
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