- 2019-9-13
- 医療と福祉
認知症カフェは出会いなおしの場
コスガ聡一さん(フォトグラファー、ジャーナリスト)
認知症カフェとは、認知症の人とその家族、認知症に関心のある人、
介護職、地域の人などが気軽に集い、交流したり、情報共有する場。
厚生労働省「新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」(201541 年)の一環で
「オレンジカフェ」とも呼ばれています。
今回は認知症カフェ「いちばいきいきサロン」にお邪魔し、
コスガさんの取材にご一緒させていただきました。
「僕はもともと、テーマを持たないカメラマンでした」というコスガさん。
認知症に関心を抱いたきっかけ、認知症カフェの取材につながっていった体験、
カメラを通してみえてきたものなどお話をうかがいました。
コスガさん(左)と小島華子さん。
「ご店主の小島さんは、認知症カフェを開くために
この駄菓子屋を始められたんです。ここはもともと、
義理のお母さまが営むおもちゃ屋さんでした。
お母さまが認知症になったとき、小島さんが介護され、
こうした居場所の大切さを感じられたそうです」(コスガさん)。
「駄菓子カフェこどもの店」は京浜急行本線鶴見市場駅の近くにある。
「いちばいきいきサロン」は毎月第2 木曜開催。
こすが・そういち
1977年北海道生まれ。フリーランスのカメラマンとして、
2011年から認知症分野の取材に携わり、2016年から認知症カフェの取材を開始。
現在はブログ「全国認知症カフェガイドon theWEB」を運営する傍ら、
認知症がテーマのウェブメディア「なかまぁる」(朝日新聞社)で
各地の認知症カフェを動画で紹介する「コッシーのカフェ散歩」を連載中。
横浜市在住。
撮影/堂本ひまり
◆『のんびる』2019年10月号 目次
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