移住して住民が集える小さなバルをオープンしました!写真・文 浅野拓也(研修コーディネーター/ライター)
東日本大震災から10年。復興工事はいよいよ最終局面を迎え、
復旧・復興から、まちづくりという新たなフェーズへと入っています。
そんな街で自ら仕事を作り、場を生み出している方に話を聞きました。
「家と職場の間にある止まり木のような場にしたい」井原健児さん
東日本大震災の津波によって建物の6割が半壊以上の被害となった南三陸町。
中心市街地だった志津川地区は16メートル以上の津波が襲い、
高台の一部集落を残し、壊滅的な被害を受けました。
津波被害のあったエリアは10メートル以上も盛り土され
高台に新たな町が作られています。
2020年秋、そんな国道沿いの土地に、
小さなバル「Oct-VIN369」(オクトヴァンサンリク)がオープンしました。
ひときわ目立つ真っ青なトレーラーハウス。
中に入ると、カウンター席が8席ほど。
シンプルながらモダンなテイストの店内には、
ワインやテキーラ、クラフトビールなど
これまで南三陸では楽しむことができなかったお酒が並びます。
さらに、自家製ソーセージや、自家製ハムといったオリジナルのアラカルトメニュー、
そして南三陸の特産であるタコをふんだんに使用した「タコ焼き」を楽しめます。
オーナーを務める井原健児さんは、
南三陸町地域おこし協力隊として2018年1月に南三陸町にやってきた移住者です。
東日本大震災が起きたとき、仙台にある飲食店で店長を務めていた井原さん。
この東日本大震災が井原さんの人生の大きな転機となります。
井原健児さん
北海道小樽出身。転勤族だった家族の影響もあり東北各地で過ごす。
2018年1月に南三陸町地域おこし協力隊として南三陸町に移住し、
2020年10月に小さなバル「Oct-VIN369」(オクトヴァンサンリク)をオープン。
「ワイン検定シルバークラス」「テキーラマエストロ」「ラムコンシェルジュ」
とさまざまな資格をもつ。
・・・詳しくはのんびる3・4月号をご覧ください。
この記事は、3・4月号特集でご紹介しています。
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