ミャンマー民主化運動のはざまで
28年間思い続けた母の味。
ミャンマー料理レストラン経営者 タン・スィウさん
東京都・高田馬場は、ミャンマーから移り住んだ人々らが集まり、
「リトル・ヤンゴン」と呼ばれています。
駅周辺に10軒以上あるミャンマー料理店の1つ、
タン・スィウさんが家族で営む「Swe Myanmar(スィウ・ミャンマー)」を訪ね、
ふるさとのソウルフードを教えていただきました。
モヒンガー。ミャンマーの人々のソウルフードです。
ナマズなど魚のスープに米麺が入っています。
鶏肉とじゃがいものカレー。
カレーという名前だが、肉じゃがに近い作り方の家庭料理。
レシピ付です♪
店にはいって驚くのは約90種類もあるメニュー。
こだわりは〝ミャンマー〟の味を忠実に再現すること。
それは、
「半世紀も続いた軍事政権下では移動も制限されていたから、
ミャンマーの人たちは他の食べ物は知らないんです。
ずっと長くこれしか食べていなかったから、どこへ行ってもこれが食べたいんです。
僕と同じようにミャンマーから逃れた人たちに、
ふるさとの味をそのまま味わってほしいと思った」から。
撮影/堂本ひまり
◆『のんびる』2016年9月号 目次
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