パレスチナと、福島と(特集「望郷の食卓」 古居みずえ監督巻頭エッセイ)

パレスチナ料理(モロヘイヤスープ)をつくる女性

パレスチナと、福島と

イスラエルの建国にともない、故郷を追われ、難民となったパレスチナの人たち。
2011年3月、東京電力福島第一原発事故が起き、全村避難を余儀なくされた飯舘村の人たち。
「故郷を追われ、全てを失った飯舘村の姿がパレスチナと重なった」と言う古居監督。
故郷に思いを馳せながら、パレスチナの人たちはパンを焼き、モロヘイヤを刻む。
飯舘村の母ちゃんたちは味噌を仕込み、凍み餅を作る。
古居みずえ監督の「望郷の食卓」エッセイ。ぜひご覧ください。

巻頭エッセイ写真。モロヘイヤを刻む女性
専用の三日月包丁で、モロヘイヤを刻む女性(ガザ地区ハンユニス難民キャンプ)

飯舘村の2人の母ちゃん
仮設住宅の近くに畑を借りて農業に勤しむ菅野榮子さん(右)と菅野芳子さん(左)。
立派な長芋にご満悦♪

文・写真/古居みずえ

●古居みずえ●
映画監督、ジャーナリスト。1948年島根県生まれ。
1988年よりパレスチナの女性や子どもを精力的に取材し、
『ガーダ・パレスチナの詩』『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』を監督。
今春には最新作『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』を完成させた。
著書に『パレスチナ 瓦礫の中の女たち』(岩波書店)など。
『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』自主上映受付中!

◆『のんびる』2016年9月号 目次
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