わき出るものを楽しもう!
NPO法人 カプカプカプカプひかりが丘
(神奈川県横浜市)
NPO法人カプカプは、横浜市内の3カ所で、
喫茶店を構える生活介護事業所を運営しています。
旭区の西ひかりが丘団地にある
「カプカプひかりが丘」はそのひとつ。
画家・絵本作家のミロコマチコさんといっしょに絵を描いたり、
もの作りをするワークショップを8年前から続けています。
「カプカプひかりが丘」の「工房カプカプ」を訪ねると、
ミロコマチコさんのワークショップが開かれていました。
「カプカプーズ」の愛称で呼ばれている事業所の利用者さんたち十数人が、
スタッフやボランティアの明るい掛け声やサポートを受けて、
絵筆などを手に作品づくりに熱中しています。
シュッ、シュッ
無我夢中です
「みんなが、『あ、やってみたら楽しかった』となるくらいな感じでいるようにしてます。
私も絵の描き方は知らないので、指導とかは、もともとできないんですよ」
「だからこそ、いっしょに考える。とりあえずやってみよう、手を動かしてみよう、という感じ。
でも、(描き始めるのに)ちょっと抵抗ありそうだったら、『えっ、それ面白いかもよ』とか
言って誘ったり、『ちょっとやってみない?』とか言って。失敗してもいいし」(ミロコさん)
ワークショップの場にいるミロコさんは、あくまで控えめ。
相手の内側から何かがわき出てくるのを、一緒に楽しんでいるようすでした。
●ミロコマチコ
画家・絵本作家。生きものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。
絵本『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)で第18回日本絵本賞大賞を
受賞。2015年に『オレときいろ』(WAVE 出版)がブラティスラヴァ世界絵
本原画ビエンナーレ(BIB)の金のりんご賞を受賞。その他にも著書多数。
本の挿画やCDジャケット、ポスターなども手がける。
http://mirocomachiko.com/
今回の特集では、ミロコさんにもお話をうかがいました。
「私にとっても新しい発見というか、みんなと一緒に驚いている」
●すずき・れいじ
1973年3月群馬県生まれ。
「カプカプひかりが丘」所長を務める一方、
『ユリイカ』などに演劇に関する記事も書いている。
大学時代の恩師である政治社会学者・栗原彬さんの
知人から声をかけられたのがきっかけで、カプカプで働くことに。
今回の特集では、鈴木さんにもお話をうかがいました。
「一人ひとりが存分に表現できる選択肢を増やすワークショップ」
◆カプカプひかりが丘
〒241-0001 神奈川県横浜市旭区上白根町891-18-4-103
【FAX】045-953-6666
【Eメール】hikarigaoka@kapukapu.org
https://www.facebook.com/kapuhikari/
もっとカプカプを知りたい人へ♪↓
https://kapukapu.theshop.jp/items/6368216
撮影/堂本ひまり
この記事は、9月号特集でご紹介しています。
◆『のんびる』2019年9月号 目次
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